ブルンジコーヒーの味の特徴は?キリマンジャロと比較したい一杯

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ブルンジコーヒーの味の特徴は?キリマンジャロと比較したい一杯

ブルンジはキリマンジャロが有名なタンザニアやケニアの近くにある東アフリカの内陸に位置する国。

実はいまブルンジのコーヒーがサードウェーブコーヒーのブームに乗ってヨーロッパや日本で流行り始めています。

この記事ではブルンジコーヒーの特徴からおいしい飲み方、おすすめのコーヒー豆まで紹介します。

それではさっそくみていきましょう。

目次

ブルンジコーヒーとは

ブルンジコーヒーと聞いてもピンとくる方は少ないと思いますのでブルンジ共和国についてまず紹介していきます。

そもそもブルンジ共和国ってどんなところ?

そもそもブルンジ共和国ってどんなところ?

ブルンジは、東アフリカの内陸にある国で、タンザニア・ルワンダ・コンゴ民主共和国に隣接しています。

1962年に独立してから2006年まで民族間抗争が絶えず、世界で2番目に貧しい国と言われています。

面積は27,830㎢と九州より少し小さい国土で、人口は1,189万人と日本の約10分の1です。

またブルンジにおけるコーヒーの役割は重要で、全人口の55%がアラビカ種のコーヒー栽培に関連する仕事に従事しており、外貨収入の約8割がコーヒーを占め、日本に対する輸出額の95%もコーヒーで占めています。

ブルンジコーヒーの歴史

ブルンジコーヒーの歴史

ブルンジコーヒーの歴史は他の国と比べると比較的新しいコーヒー文化となります。

1930年代ベルギーの植民地時代に、ベルギー人がアラビカ種のコーヒーノキを持ってきたことが起源とされています。

1962年に独立を果たしますが、1993年部族間抗争が絶えず、国民は世界でもっとも貧しい国の1つといわれる貧しい中での生活強いられました。

その後1990年代に国連のグルメコーヒープロジェクト対象国に採択されます。

民間や国営のコーヒー企業の努力もあり、ブルンジコーヒーは安定的な生産と品質へ改善されます。

ブルンジコーヒーの栽培環境や品種について

ブルンジコーヒーはよくオーガニックコーヒーといわれることがあります。

どのような理由でオーガニックと言われるのか栽培環境や品種について解説します。

ブルンジコーヒーの栽培環境について

ブルンジコーヒーの栽培環境について

ブルンジは国土のほとんどが山岳地帯で、コーヒーは標高1,250m以上の地点で栽培されています。

昼夜の気温差がある環境はコーヒーの実が引き締まりやすいので、コーヒー栽培の条件に適しています。

しかし、高地でそのまま栽培してしまうと日照量が多くなり、紫外線によってコーヒー豆の木は弱まってしまいます。

そのため、シェードツリーと言われる日陰を作る高い木を植えることで日差しを緩和しているのです。

肥料を購入することができない農家がシェードツリーの下に生える藁状の植物を肥料にして使うことで有機栽培のような農法を取っていたことからオーガニックとして捉えられるようになりました。

ブルンジコーヒーの品種について

ブルンジコーヒーの品種について

ブルンジで栽培されている主な品種はアラビカ種で90%以上を占めており

ブルボン
ミビリジ
ジャクソン

の3種類です。

ブルボン:同じアラビカ種のティピカ種と並んで2大品種といわれる品質が高い品種

ミビリジ:ルワンダの最古の品種で、ティピカ種由来と考えられている品種

ジャクソン:インド南部で農園を営んでいたジャクソン氏にちなんで名付けられた品種で現在はルワンダとブルンジのみで栽培されている

ブルンジコーヒーの等級について

ブルンジコーヒーの等級について

ブルンジコーヒーの銘柄は生産地域+豆のサイズ+精製方法で表記されます。

生産地は「カルシ、カヤンザ、ンゴジ」が有名で高品質といわれています。

豆のサイズや規格は以下のとおりです。


スクリーンサイズ:15〜17
規格:AA→A→Bの三段階

※スクリーンサイズとは「スクリーン=ふるい」という意味で、数字が大きいほど大きいコーヒー豆です。
世界標準単位はスクリーンサイズ1あたり0.4mmです。

精製方法は以下のとおりです。

フリーウォッシュド(全水洗式):FW
セミウォッシュド(半水洗式):SW
ナチュラル(乾式):Natural
ハニー(半水洗式):Honey

ブルンジコーヒーの味わいや特徴とは?

ブルンジコーヒーの味わいや特徴とは?

ブルンジコーヒーの特徴は、フルーティーでさっぱりとした酸味と濃厚なコクです。

そして、隣国タンザニアの有名なコーヒー「キリマンジャロ」とも似たような味わいですよ。

フルーティーで紅茶のようなエチオピアよりも重厚感のある飲みごたえが欲しいときに最適な一杯です。

ブルンジコーヒーのおいしい淹れ方

ブルンジコーヒーのおいしい淹れ方

楽しみ方は2種類あります。

①浅煎りで飲むとジャスミンのような香りをお楽しみいただけます。

②深煎りで飲むとコクもしっかり出てチョコレートのようなフレーバーを感じます。

そのためミルクとの相性も抜群で、カフェオレやカフェラテにしても良いでしょう。

ブルンジコーヒーの値段は?

ブルンジコーヒーの値段は?

ブルンジコーヒーの値段は異なる10店舗の100gあたりの価格を平均すると「100gあたり754円」でした。

他の地域のコーヒーに比べると若干価格は高めといえそうです。

ブラジルやコロンビアなどとは異なり、小規模生産の農家も多く、安価に輸出ができない現状もあるようです。

また地域や農園によっては100gあたり1,200円を超えるものも多く存在します。

ブルンジコーヒーは通販でも買える!おすすめ3選!

ブルンジコーヒーはネット通販でも購入可能となっています。

そこでおすすめの3種類を紹介します。

京都発の珈琲焙煎所「andush coffee ブルンジ キビンゴ 200g 中深煎り」

京都発の珈琲焙煎所「andush coffee ブルンジ キビンゴ 200g 中深煎り」

京都に店舗を構える珈琲焙煎所「andush coffee」が独自製法で丁寧に焙煎しています。

コーヒー豆はブルンジのルゴリ地方のものを使用し、アフリカらしいフルーティーさを感じます。

コーヒーを口に含んだ際の質感も素晴らしく、シルキーな舌触りがとてもなめらかです。

中深煎りに仕上げていることから酸味だけではなく甘味苦味とコクのバランスが良いコーヒーを楽しむことができます。

商品名andush coffee ブルンジ キビンゴ 200g 中深煎り
価格1,550円
容量200g
焙煎度中深煎り
特徴フルーティーでさっぱりな味わい

二日酔いのお供に「とみー珈琲ブルンジコーヒー豆」

日常のシチュエーションに合わせたコーヒーを販売しているとみー珈琲。

品質にもこだわっていてスペシャルティコーヒーを一つ一つ丁寧に自家焙煎しています。

ブルンジはさっぱりとした味わいの中にコーヒーらしいコクも感じられることから二日酔いの時にぴったりです。

商品名二日酔いのお供に
価格
容量50g/100g/150g
焙煎度中煎り
特徴ストロベリーのような爽やかさに、フルーツの香りが広がるコーヒー

華やかな香りと果実味の甘さが凝縮「森彦 スペシャルティコーヒー ブルンジ・ブジラ 100g 中煎り

ブジラは、カヤンザ地方にあり周辺約3,000に及ぶ生産者がコーヒーを生産処理をしています。

生産後は伝統的な乾燥工程であるアフリカンベットでスロードライを行います。

そうすることによって美しいグリーンが光る生豆が生成されます。

近隣のケニアやルワンダとも異なる味わいで、芳醇なフレーバーを感じる一杯を楽しめます。

商品名森彦 スペシャルティコーヒー ブルンジ・ブジラ 100g 中煎り
価格1,296円
容量100g
焙煎度中煎り
特徴アプリコット(あんず)、オレンジのような風味

ブルンジコーヒーのフルーティーなさっぱりとした酸味を味わおう!

いかがでしたか。

ブルンジの歴史から特徴を知ったことで他のアフリカの国々のコーヒーと飲み比べしたくなった方も多いのではないでしょうか。

シルキーな舌触りもどんなものか体感してみたくなりますよね。

この記事をきっかけにブルンジコーヒーをお楽しみください。

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