バターコーヒーはシリコンバレーの起業家であるデイヴ・アスプリー氏が考案したコーヒードリンクです。
実はダイエット効果や集中力アップなど、嬉しい効果がいっぱいのコーヒーなんです。
バターコーヒーを知る3つのポイント
バターコーヒーはSNSなどを通して、一時期とても注目されていました。
それでは3つのポイントに分けてバターコーヒーを解説します!
そもそもバターコーヒーとはどんなものか
バターコーヒーは、ブラックコーヒーにグラスフェッドバターとMCTオイルを入れたドリンクです。
コーヒーに油と聞くとちょっと体に悪そうなイメージがありますが、この二つはどちらも良質な脂質であり、通常の食用油とは含有成分などに違いがあります。
健康維持やダイエット、また集中力アップや仕事のパフォーマンスの向上などといった効果が期待できることから、アメリカを中心に爆発的な人気がでました。
グラスフェッドバターとMCTオイルとは
グラスフェッドバターは、牧草(grass)だけを飼料として育てられた牛のミルクで作られているバターのことを指します。
一般的な乳牛は、牧草と合わせてトウモロコシなどの穀物を食べていることがほとんどです。
通常のバターに含まれる脂肪は飽和脂肪酸であるのに対して、グラスフェッドバターには不飽和脂肪酸という魚や植物に含まれているのと同じ良質な脂肪が含まれています。
また栄養価が非常に高く、ビタミンAやビタミンD、カロテンなどを多く含んでいます。
MCTオイルは、パームやココナッツなどに含まれている「中鎖脂肪酸油」のみを取り出して作られた油です。
中鎖脂肪酸は英語で「Medium Chain Triglyceride」と表記されるため、頭文字をとってMCTオイルと呼ばれています。
中鎖脂肪酸は、分子量が小さく分解されやすいため、消化吸収が早く、すぐにエネルギーに変換されます。
体内に蓄積されづらく、ダイエットや朝のエネルギーチャージにはおすすめのオイルと言えます。
シリコンバレー式 自分を変える最強の食事”完全無欠コーヒー”
このドリンクは、シリコンバレーの起業家であるデイヴ・アスプリー氏が自ら様々なダイエット法を試していく中で考案し、自著である「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」の中で「完全無欠コーヒー」として提案した飲み物です。
朝食の代わりにこの完全無欠コーヒーを飲むことで炭水化物を抑えながら必要なエネルギーを摂取することができ、ダイエットだけではなく生活のパフォーマンスをあげることも可能だと示しています。
バターコーヒーの4つの効果
バターコーヒーの上質な脂肪分と栄養を朝食がわりに取り入れることで様々な効果を得ることができます。
グラスフェッドバターとMCTオイルに含まれる栄養素はもちろん、コーヒー自体にも脂肪燃焼効果や交感神経を刺激し集中力をアップさせる効果があります。
今回は期待される効果の中でも重要な4つの効果を紹介します。
ダイエット効果
朝食の代わりにバターコーヒーを飲むことは、一種のプチ断食効果が期待できます。
また朝食を置き換えることで大幅な摂取カロリーダウンを測ることができます。
MCTオイルに含まれる中鎖脂肪酸はすぐにエネルギーに変換されるだけでなく、体内で分解されケトン体という物質を生み出し、脂肪を燃焼させるプラスのサイクルを生み出してくれるとのこと。
また、コーヒーには脂肪燃焼効果のあるカフェインが入っているため、コーヒー自体にもダイエット効果が期待できます。
血糖値の上昇を下げる
血糖値の上昇は主にパンやお米、麺類などの炭水化物を摂取することで引き起こされます。
そのため、朝食に糖質を抜いて、糖質の摂取量を制限すると、血糖値の上昇を抑えることができます。
血糖値の急な上昇や下降がないと、眠気が起こりにくく集中力が持続しやすくなるというメリットもあります。
基礎代謝の上昇
コーヒーに含まれるカフェインは、交感神経の働きを活性化させる作用があります。
コーヒーを飲むと頭がすっきりする、仕事に集中できる、というのは交感神経がコーヒーのカフェインによって刺激されているためです。
交感神経が活性化されると、同時に基礎代謝がアップすると言われています。
アンチエイジング
コーヒーには抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールを摂取することで、老化を防ぐことができ、しみやシワなどを予防することができます。
またポリフェノールは、痩せている人の腸内に多くいるという「バクテロイデス」という腸内細菌の餌になるため、腸内環境の改善にも効果が期待されています。
簡単に作れる!バターコーヒーの作り方
材料
- ホットコーヒー 1杯
- グラスフェッドバター 大さじ 1/2〜1杯(好みや空腹具合に合わせて調整)
- MCTオイル 大さじ 1/2〜1杯(好みや空腹具合に合わせて調整)
作り方
- ホットコーヒーを抽出する(時間がない場合はインスタントでも代用可◯)
- 上記の材料を全てブレンダー/ミキサーに入れて、滑らかになるまで撹拌する
バターコーヒーの作り方のポイントは、ミキサーやブレンダーなどでしっかりと攪拌することです。
撹拌(かくはん)が甘いと期待通りの効果が得られません。
また、しっかりと混ざっていないとバターコーヒーのまろやかな味と口当たりが再現できず、コーヒーに油が浮いているような状態になってしまいます。
味もかなり劣ってしまい飲むのが辛くなってしまうので、しっかりと撹拌するのがおすすめです。
バターコーヒーのおすすめの飲み方と飲むタイミング
バターコーヒーは朝食の置き換えで飲むのがベストな飲み方と言えます。
置き換えダイエット効果が得られるのと、バターコーヒーを飲むことで空腹感を和らげるだけでなく、朝に必要な栄養素を取ることができるためです。
飲む量はお好みで調整して大丈夫ですが、空腹時に大量にカフェインを摂取すると胃に負担がかかってしまうのであくまでも朝の一杯にとどめておくのが重要です。
バターコーヒーを楽しむ際の注意点
バターコーヒーはあくまでも良質のオイルを摂取することに意味があります。
グラスフェッドバターやMCTオイルは物によって品質にかなり差があります。
必ず、高品質の物を用意するようにしましょう。
品質の悪いものや普通のバターでは効果が得られないどころか、場合によっては体重の増加や体調不良を引き起こす可能性もあります。
また、バターコーヒーに含まれるカフェインは体質によっては合わない人もいるので、お腹が痛い、胃がもたれていると感じたら、飲む量を調整するか飲むのをやめましょう。
実践してバターコーヒーの効果を確かめてみよう
バターコーヒーを開発し実践したデイヴさんは、体重が50kgも減り、一方でIQは20ポイントもアップしたという実験結果を公表しています。
様々な効果が期待できるバターコーヒー。
実際に試して、どんな効果があったかを、デイヴさんのようにぜひ自分の体で体験してみてください。