コーヒーに関する資格は実はたくさんありますが、いわゆる国家資格というものはコーヒーにはありません。
しかし資格としての認知度が高く、そのレベルを認められているものの一つに「コーヒーマイスター」という資格があります。
コーヒーマイスターってどんな資格?
コーヒーマイスターは日本スペシャルティーコーヒー協会(SCAJ)が認定している資格になります。
コーヒーに関する技術や知識の習得と発展を目的に作られました。
コーヒーマイスターとアドバンスド・コーヒーマイスターの2種類があります。
試験の内容
コーヒーマイスターの資格習得までには全部で3つのステップがあります。
コーヒーマイスター養成講座は、申し込み後に専用のテキストが送付されてくるため自宅で学習することが可能です。
実技講習会は試験前日に行われ、座学とコーヒーのカッピングなどの実技講習があります。
試験の内容は、コーヒーの歴史や生産国についてなどコーヒーを取り扱う上でのベースとなる事柄から、生豆について、豆の種類、コーヒー豆の流通や取引の仕組み、抽出方法など多岐に渡ります。
100点中60点以上で合格になります。
こんな人におすすめ
すでにコーヒー業界で働いている人はもちろん、コーヒー業界で働きたい、バリスタになりたいといった人にもおすすめです。
資格習得を通して、コーヒーに関する知識が深まることは間違いありません。
一方で、コーヒーマイスター資格取得のためにはSCAJへの有料会員登録、養成講座の受講(39,000円)、また取得後も3年毎の資格更新などかなり費用がかかります。
趣味程度にコーヒーを楽しみたい場合は他の講座や資格がおすすめです。
コーヒーマイスターの難易度
コーヒーマイスターと聞くとかなり本格的で難易度の高い資格のように感じますが、試験は基本筆記のみで実技試験はありません。
そのため、送られてきた資料をもとにしっかりと勉強しておけば、初心者でも資格習得は決して不可能なものではないと思われます。
合格率も平均80%ほどとなっています。
コーヒーマイスターの応募方法
コーヒーマイスターを受験する場合は、まず日本スペシャルティーコーヒー協会の会員になる必要があります。
会員登録はホームページより行うことができます。
アカウント取得後は、HPよりコーヒーマイスター養成講座及び認定試験の申し込みをすることが可能です。
開催場所が限られており、定員もあるので気になっている場合は早めに計画を立てて申し込みを行いましょう。
コーヒーマイスターを取得するメリット
コーヒーマイスターを取得する最大のメリットは、その認知度の高さと信頼性です。
日本スペシャルティーコーヒー協会が日本のコーヒー業界で果たしている役割はとても大きく、資格としてもかなり知名度があります。
本格的にコーヒー業界で働きたいと思っている場合や、自分でカフェを開業したいと思っている方には特におすすめです。
また、日本スペシャルティーコーヒー協会ではコーヒーマイスター資格取得者限定のセミナーなども行なっているため、資格を保持していることのメリットが他の資格よりも多いと思います。
まとめ
コーヒーマイスターはコーヒー業界における有名な資格の一つです。
コーヒーについてしっかりと勉強したい、コーヒーに携わる仕事をしたい、またすでにコーヒー業界にいてさらなるステップアップを目指したいと思ってる人はぜひ検討してみてください。