花のような香りとしっとりとした甘さが特徴のハワイのコナコーヒー。
ハワイのお土産に!ともらったことがある人も多いのではないでしょうか。
意外にも南国ハワイではコーヒーの生産が盛んなんです。
観光業と合わせてハワイの重要な産業の一つとなっています。
ハワイ産のコナコーヒーとは
コナコーヒーはハワイ島の中にあるコナ地区で栽培されているコーヒーのことを指します。
ハワイ州政府により厳格に品質が管理されているコナコーヒー。
豆のクオリティーはもちろんその栽培量の少なさからも貴重な豆として人気が出ています。
そもそもハワイってどんな場所?
ハワイはアメリカ合衆国の州の一つ。
6つの島とそれを取り囲む100以上の小さな島々で形成されています。
中でも一番大きいハワイ島は日本人にとっては有名な観光地です。
ハワイ島は活火山があることでも知られています。
雄大な自然とビーチやハワイ独自の文化など見どころたっぷりの島です。
コナコーヒーは世界三大コーヒーの1つ
そんなハワイで栽培されているコナコーヒーは、実は日本人に人気の「ブルーマウンテンコーヒー」「キリマンジャロコーヒー」と並んで、世界三大コーヒーの一つとして知られています。
ホワイトハウスの晩餐会では必ずコナコーヒーが振舞われるというのは有名な話。
それだけアメリカが品質に自信と誇りをもっている豆ともいえます。
コナコーヒーの歴史
コナコーヒーの歴史は1825年まで遡ります。
オアフ総督と国王夫妻がロンドンを訪問した帰りにブラジルに立ち寄りました。
その際にコーヒーの苗を手に入れ持ち帰ったことが始まりとされています。
そして、ハワイを訪れた宣教師などにより詳しい栽培方法が伝えられていきました。
だんだんとコナ地区でのコーヒー栽培が盛んになっていきます。
コナコーヒーの生産地と栽培環境について
コナコーヒーが生産されているコナ地区はハワイ島の西側に位置しています。
実はハワイ島は赤道に近いコーヒーベルトと呼ばれるエリアに属しています。
コーヒーベルトに位置する国々はコーヒーを栽培する上で最適な環境であることが多いことから、コーヒーの生産地として有名なエリアが多くあります。
火山地帯のコナ地区
ハワイ島の中でもコナ地区は火山地帯です。
マウナ・ケア山とマウナ・ロア山という二つの山の裾野に位置します。
コーヒー豆の格付けの条件に栽培地の標高をあげている国があるほど、標高は重要なファクター。
ですが、コナ地区の標高は600〜800mほどとどちらかといえば低い方になります。
しかし、片側を暖かい海、反対側を険しい山に囲まれた土地であることから、昼夜の寒暖差が激しく、降水量も多いため、コーヒー栽培にとっては最適な気候条件が揃っていると言われているんです。
火山灰に覆われた肥沃な土地と、独自の気候条件が上質なコーヒー豆を作り上げています。
ハワイ島のカイルア・コナ地区が有名
コナ地区の中でも、カイルア・コナ地区と呼ばれるエリアがコナコーヒーの栽培が盛んなエリアになります。
ここで採れたコーヒーは、コナコーヒーとして世界中に出回ります。
カイルア・コナは空港があったりとハワイの玄関口としても知られているので、ハワイを訪れた際に行ったことがある人も多いのではないでしょうか。
コナコーヒーの等級について
コナコーヒーの等級は、豆の大きさと規定量あたりの欠点豆の数を元に格付けされます。
- エクストラファンシー
- ファンシー
- No.1
- セレクト
- プライム
と5段階に格付けされます。
それ以下のものはたとえコナ地区で栽培されたものでもコナコーヒーを名乗ることはできないといわれています。
幻のコナコーヒー「ピーベリー」とは
コナコーヒーには上記の格付けとは別に「ピーベリー」と呼ばれる別の格付けがあるんです。
本来は一粒のコーヒーの実の中に合わさるようにして二つの豆が入っています。
しかし、稀にまん丸の豆が一粒だけ入っている場合があります。
これがピーベリーと呼ばれるもの。
突然変異なのか栽培上の条件で変化するのか、具体的な理由は解明されていません。
ピーベリーはコナコーヒーの中でも1%ほどと言われる希少豆です。
- 本来は二つに別れる栄養分が一つに凝縮されていること
- 形が丸であるため焙煎時の火の通りが均一であること
などから普通のコナコーヒーよりも香りが高く味が濃厚であると言われています。
コナコーヒーの味わいや特徴とは?
コナコーヒーの味わいの特徴は、何と言ってもそのフルーティーで豊かな酸味にあると言われています。
またとても香りが高く、花のような香りとしっかりとした甘みがあります。
コクはあるのにそこまで苦味が強くないことから、比較的飲みやすいコーヒーとしても知られています。
コナコーヒーのおいしい飲み方
ドリップかフレンチプレスがおすすめです。
コナコーヒーは香り高いアロマが特徴。
アロマの詰まっているコーヒーオイルまで一緒に抽出できるフレンチプレスやドリップはコナコーヒーに向いているといえます。
また、夏場であれば水出しコーヒーもおすすめです。
コナコーヒーのフルーティーな味わいを活かせます。
コナコーヒーの値段は?
コナコーヒーは100g1500〜2500円前後のものが多いです。
もしこれよりも大幅に安い場合は、コナコーヒーが混ざっているだけのブレンドの可能性が高いと思われます。
コナコーヒーは実は10%以上コナコーヒーが含まれていればコナコーヒーブレンドと名乗ることが許されています。
そのため、物によってはコナコーヒーの豊かな味わいを十分に楽しめない場合もあるので、購入する際は注意が必要です。
コナコーヒーは通販でも買える!おすすめ3選!
ハワイに行くのは難しい、という人でも簡単に手に入るおすすめのコナコーヒーを紹介します。
お手軽ブレンド「ヒルス ハーモニアスハワイコナブレンド」
こちらはコナコーヒーのブレンドにはなりますが、その分価格も抑えられており手に取りやすいお値段になっています。
ブレンドといっても、コナコーヒーが30%も含まれており、コナコーヒー以外の豆も全てアラビカ種という上質の豆になるので、品質は間違いなしです。
ハワイ産コーヒー販売のトップブランド「ロイヤルコナ 100%コナ」
ロイヤルコナは、ワイキキのホテルやレストランなどでも採用しているところがあるほど有名なコーヒーブランドです。
品質はもちろんのことながら、100%コナコーヒーを使用しているので、香り・味ともにしっかりとコナコーヒーを楽しむことができます。
\ Amazonでチェック/
ハワイ屈指の農園の高級豆「コナ・スノー 100%コナ エクストラファンシー」
コナコーヒーの中でも、最高ランクの「エクストラ・ファンシー」の豆だけを集めて焙煎した高級豆になります。
コナ地区の中でも屈指の人気農園であるグリーンウェルファームズで採れた豆を採用した最高品質のコナコーヒーです。
\ Amazonでチェック/
コナコーヒーの花のような香りとフルーティな酸味を味わおう!
世界三大コーヒーであるコナコーヒーの豊かな香りとフルーティーな酸味は、他のコーヒーでは味わえない不思議な魅力があります。
全体的にバランスが良く、日本人の口に合う味でもあります。
日本でも通販なら比較的簡単に手に入るので、現地に思いを馳せながらぜひ試してみてください!