今回はコーヒー豆の品種の違い。
アラビカ種とロブスタ種について解説していきます。
これを知っておくことでより味の理解が深まり、コーヒーを楽しめる幅が広がると思いますのでぜひ参考にしてみてください。
コーヒー豆の事前知識
コーヒー豆というのはコーヒーノキというアカネ科の植物の果実の種を焙煎したものを言います。
コーヒー豆を細かくして成分を抽出させてできるのがコーヒーです。
栽培されるコーヒー豆の品種が主にアラビカ種とロブスタ種になります。
アラビカ種とは
1番の特徴としてはスペシャルティーコーヒーと呼ばれるコーヒー豆の品種は全てアラビカ種です。
原産はエチオピアと言われていて今では世界中で耕栽培収穫されています。
ロブスタ種と比べて値段は高くなります。
味の良さも価格に影響していますが、ロブスタ種に比べて栽培が難しくてデリケートなことも影響しています。
標高1000m以上の高い場所で栽培されていて程よい雨と日照時間、適度な気温など。
丁度いい条件の中でしか育ちません。
美味しい実がなるのは限られた地域になっていて、どうしても生産数が少なくなってしまいます。
アラビカ種の味の特徴
コーヒーには苦いというイメージがあると思うんですが、アラビカ種のスペシャルティーコーヒーはよくフルーツや果実、土っぽいとかグラッシーなど自然のものに例えられるようにすごく風味や個性が豊かなものが多いです。
さらにアラビカ種の中にもブルボンやティピカなどさらに細かい分類があり、それぞれの品種で味は変わってきます。
大きくはやはりフルーティーな酸味や甘味。
より深くて複雑な味わいがするのがアラビカ種の味の特徴です。
ロブスタ種とは
アラビカ種と比べると病気にも強くて標高が低いところで栽培できるので大量生産しやすいです。
その分価格も下がるので缶コーヒーやインスタントコーヒーによく使われます。
ログスタ種はアラビカ種に比べて味が落ちると言われることも多いですが、保存環境がちゃんとしていて焙煎や抽出もうまくいけばストレートで飲んでも美味しいです。
ロブスタ種の味の特徴
ロブスタ種の味の特徴はガツンとしっかりしたコクと苦みがあるということです。
よく麦茶みたいに例えられる香ばしさも味の特徴の一つでしょう。
全体的な味わいとして先ほどのアラビカ種と比べるとすごく力強いという言葉が当てはまります。
苦みもコクもしっかりしていてTEHコーヒーというイメージ。
さきほどのアラビカ種は1種類の豆をミルクなどは入れずそのまま飲むことが好まれます。
ロブスタ種は何種類かの豆をブレンドしたり、ミルクを入れて飲まれることが多いです。