頂き物やお返しなどで、ドリップバックのコーヒーをもらう機会も多いかと思います。
安かったのでまとめ買いしておいたらついつい賞味期限が切れてしまった…などということもあるのではないでしょうか?
ドリップパックのコーヒーの賞味期限と期限切れのコーヒーの活用法を今回はみていきましょう!
ドリップパックコーヒーは賞味期限が切れても飲める?
ドリップパックのコーヒーの賞味期限はメーカーや包装の仕方によっても差がありますが
基本は製造から1年ほどのものがほとんどです。
ではパッケージに記載の期限を確認して、もし賞味期限が切れていた場合はどうしたら良いのでしょうか?
未開封の場合
ここでポイントとなってくるのが、賞味期限と消費期限は違うということです。
賞味期限はあくまでも食品の品質を落とさずに美味しく飲める期限なので、コーヒーの場合は賞味期限が少し切れているくらいなら体に害なく飲むことが可能です。
ただし、賞味期限が切れてから飲む場合は自己責任になりますので、お腹が弱い人などにはあまりお勧めできません。
また、コーヒー自体が腐るということはありませんが、コーヒー豆は油分を含んでいるため、賞味期限が切れているコーヒーは油分が酸化して風味や味が落ちてしまっています。
そのため、酸化したコーヒー独特の酸味があったり、油っぽい香りがすることもあります。
ちなみに古い油で揚げた揚げ物などでお腹が痛くなったりした経験がある人などは、同様のことが起こる可能性があるので要注意です。
開封済みの場合
開封済みの場合の賞味期限は1〜2週間が目安になります。
ドリップパックは小包装になっていることがほとんどですので、開封済みで放置することは滅多にないと思いますが、もし開封した際はすぐに飲みきってしまうのがおすすめです。
ドリップパックは開封するとコーヒーが酸素に触れてしまうため、コーヒーの酸化がより進みやすくなってしまいます。
開封すると賞味期限が格段に短くなってしまうのはそのためです。
また、開封済みのコーヒーは湿気や周囲の匂いを吸いやすくなっています。
湿気が多い場所や、冷蔵庫の中など香りが強いものが周りにあるような場所で保管していた場合は、風味がかなり落ちている可能性が高いです。
飲んではいけないドリップパックコーヒーを見分ける方法
賞味期限が切れたドリップコーヒーを飲む場合は、必ず以下の点をチェックしてから飲むようにしてください!
もし少しでもおかしいなと思った場合は、飲まずに別のことに活用するのがおすすめです。
変な匂いはしないか
コーヒー豆の酸化が進んでいると、古い油からするような独特な油っぽい匂いがすることがあります。
変な匂いがする場合は、飲めなくはありませんがかなり嫌な酸味のあるコーヒーが仕上がるので、潔く飲まないのがおすすめです。
カビが生えていないか
コーヒーは乾燥しているので腐ったりすることは滅多にありませんが、湿度の高い場所や水気の近くなどに置いておくと稀にカビが生えることがあります。
必ず目で見て、さらさらとした状態か確認しましょう。
その他にも、あまりにも酸化が進んでいると、飲んだ時に油っぽい変な味がすることもあります。
一口飲んでおかしいなと感じたら、すぐに飲むのはやめましょう。
飲めなくなったドリップパックコーヒーの有効活用方法
賞味期限が切れてしまったドリップバックにも活用法はたくさんあります。
そのまま捨ててしまう前に、色々と試してみましょう。
靴箱やトイレで大活躍!「消臭剤」
コーヒーには強い消臭効果があります。
ドリップパックの中身を瓶や小皿などに開けて、匂いが気になる部分に置くだけで天然の消臭剤が完成します。
また、口の部分がしっかり閉じているタイプのドリップバックの場合は、そのまま靴の中に入れてしまうのもおすすめです。
靴の匂いをしっかりと吸収してくれる即席のディフューザーになります。
家庭菜園にも最適「肥料」
コーヒーの粉は、堆肥と混ぜて発酵させることで肥料として活用することもできます。
発酵させる手間はありますが、家庭菜園などをしている人は天然の肥料が自分で作れるのでぜひ試して見てください。
フライパンやグリルの油汚れに「洗剤」
コーヒーのカスは余分な油を吸収してくれるため、油を大量に使った後のフライパンの掃除やグリルの油汚れにも効果的です。
使い方は簡単で、そのままドリップパックの中身をフライパンに開けて油汚れとなじませて捨てるだけです。
【まとめ】賞味期限切れのドリップパックコーヒーでも有効活用しよう
賞味期限切れのコーヒーが出てきたらまずは中身を確認してみましょう。
少し賞味期限を過ぎてしまっているくらいなら大丈夫ですが、飲めなさそうだなと感じたら潔く諦めるのがおすすめです!
飲めなくなったコーヒーも色々と有効活用できるので、そのまま捨てずにライフスタイルにあった活用法を見つけましょう。