ブラジルはコーヒー豆の生産量が世界一。世界のコーヒー豆の約3分の1がブラジルで作られています。
また、コーヒーの消費量も凄まじく、アメリカに次いで2位です。
ひとりあたり、日本人の2倍以上もコーヒーを飲むんだよ
今回はそんなコーヒー大国で作られるコーヒーについて解説していきます。
ブラジルコーヒーの歴史
ブラジルには元来、自生するコーヒーの樹はありませんでした。
最初にコーヒーが移入されたのは今より300年近く前の1727年、エチオピアのコーヒーがヨーロッパ等を介してやってきました。
1761年からコーヒー栽培が本格的に始まり、1850年には世界で一番の生産量になったのです。
1800年の後半まで、ブラジルではコーヒー栽培を奴隷が行っていました。
その数およそ150万人。
1888年、奴隷制度が廃止されてからは他国の移民を労働力とし、賃金性による栽培が始まりました。
ブラジルコーヒーの種類
ブラジルのコーヒーは様々な種類があるのですが、代表的なものを3つご紹介します。
サントス
ブラジルコーヒーの中ではサントスのコーヒーが一番有名です。
南米最大の港、サントス港から輸出されることが名前の由来です。
ブラジルと言えばサッカー!
ネイマール選手が初めてプロ入りしたサッカーチームもサントスだったね。
まろやかなテイストとバランスの良さが特徴。
値段もリーズナブルで、日本での知名度も高いです。
カドテアズール
アラビカ種の1種で、高級品種に分類され、ブラジルの「ブルーマウンテン」とも呼ばれます。
カドテアズールが栽培される農園は標高1000〜1400mの高地に広がっていて、昼間と夜間の寒暖差が激しく、肥沃な土壌で、雨量も豊富なため良質なコーヒー豆の生産が可能です。
また、カドテアズールは風味の豊かさが特徴です。
ムンドノーボ
1950年代に栽培され始めた比較的新しいコーヒー豆です。
アラビカ種の一種で、ブルボン種とスマトラ種の自然交配により生まれました。
丈夫で病害虫に強く、生産性が高いです。
爽やかで飲みやすいのが特徴です。
ブラジルコーヒーの味の特徴とおすすめの飲み方
国ごとに味の特徴が変わるコーヒー。
ブラジルコーヒーの味の特徴と、おすすめの飲み方をご紹介します。
みなさんのコーヒーライフにどうぞ役立ててください。
ブラジルコーヒーの特徴
ブラジルコーヒーは酸味、コク、苦みともに非常にバランスの取れたコーヒー。
後味はあっさりとしています。
クセがないことからも、コーヒーになれていない方にオススメです。
おすすめの飲み方
とみー珈琲ではブラジルコーヒーをスイーツのお供にして飲むことをおすすめしています。
ブラジルコーヒーのコクと絶妙な酸味がスイーツの甘さをより引き立て、あっさりした後味が口の中をさっぱりとさせてくれるでしょう。
ブラジルの現地での飲み方
ブラジルと日本ではコーヒーの飲み方が全然違うんだよ
ブラジルのコーヒーを飲む際により現地感を味わいたいならこれからご紹介する飲み方をするのもよいでしょう。
基本はエスプレッソ
ブラジルでコーヒーというと、基本的にはエスプレッソを指します。
エスプレッソは、レストラン、ファーストフード店、パン屋どこでも飲むことができます。
地元の喫茶店では約20円ほどで飲むことも可能です。
砂糖をたくさん入れる
超甘党のブラジルではコーヒーに大量の砂糖を入れるんです。
ブラジルのカフェなどでコーヒーを頼むとスティックの砂糖を4〜5本渡されます。
また、甘いコーヒーが当たり前のブラジルではブラックコーヒーを飲む人もほとんどいません。
ホットコーヒーで飲む
気温の高いブラジルにいると冷えたアイスコーヒーが飲みたくなりますが、ブラジルにアイスコーヒーはありません。
コーヒーはホットコーヒーが主流。
真夏の暑い日でも砂糖たっぷりの熱々コーヒーを飲むのがブラジル式だよ
ホットのほうがコーヒー豆本来の味を楽しめることが浸透しているのでしょう。
コーヒーはホットが当たり前ですが、ビールはキンキンに冷やして飲むそうです。
現地のコーヒーしか飲めない
ブラジルはコーヒー豆の関税を高く設定しているので、現地ではブラジルのコーヒーしか飲むことができません。
日本のお米と同じだね。
他の国のお米はとても珍しいよね。
ブラジル人にほかの国のコーヒーをお土産として持っていくととても喜ばれるんですよ!
まとめ
今回はブラジルのコーヒーを歴史や、味の特徴、現地の飲み方など、様々な角度からご紹介しました。
気になる味に関しては、比較的バランスの取れた味ということがわかりましたね。
これからコーヒーを選ぶさいには参考にしてみてください。