コーヒーは飲み物として世界中の人々から飲まれていますが、料理にも使えることをご存知ですか?
実は、コーヒーを隠し味に使うことで、料理の味を格段にあげることができます。
そこで今回は、コーヒーを使ったレシピを紹介します。
料理を美味しくするコーヒーの3つの効果
コーヒーには料理を美味しくするための3つの効果があります。
肉を柔らかくする
肉は、酸性に近づければ近づくほど、柔らかくなります。
コーヒーは体内に取り込まれる前は、酸性の飲み物です。
そのため、料理に使う前に肉をコーヒーに漬けておくと、酸性に近づけることができるので、肉を柔らかくすることができるというわけです。
また、肉をコーヒーに漬ける時間がない時は、コーヒーと一緒に煮込んでも同じ効果があることが分かっています。
肉を柔らかくしたい時は、コーヒーをぜひ使ってみてくださいね。
肉の臭みを消す
コーヒーはコロイド溶液の一種で、他の物質を吸着する特徴があります。
そのため、コーヒーを料理に使うことで、肉のにおい成分を吸着してくれるので、肉の臭みを取ることができます。
食材のコクを引き出す
コーヒーにはクロロゲン酸から生まれるコクがあります。
そのため、料理に少し使うだけで、簡単にコクを出すことができます。
いつもの料理がもっと美味しくなるコーヒーの使い方
いつもご家庭で作っている料理に少しコーヒーを加えるだけで、味に広がりを持たせることができます。
普段の定番カレーライスの隠し味に
ご家庭で食べられている、市販のルーを使ったカレーライス。
少量のインスタントコーヒーをお湯で溶かしたものをカレールーが溶けてなくなったころに加えると、コーヒーの苦みがカレーにコクを出してくれます。
入れる分量は、味を見ながらお好みで入れてください。
入れすぎてしまうと、苦みの方が強くなってしまうので、注意が必要です。
普段のカレーライスに飽きてしまったら、ぜひ試してみてくださいね。
鶏の唐揚げの隠し味に
みんな大好きな鶏のから揚げの隠し味にもコーヒーは大活躍します。
コーヒーの使い方はとても簡単です。
いつもの唐揚げの下味に小さじ一杯のインスタントコーヒーを加えるだけ。
これだけで唐揚げのコクと旨味がアップします。
コーヒーは和食にも使える
コーヒーを隠し味に使ったレシピと言えば、洋食や中華などを思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、コーヒーは、サバの味噌煮や豚の角煮などの和食にも使うことができます。
使い方は、こちらも普段のレシピにほんの少しのインスタントコーヒーを加えるだけです。
いつもよりも味にコクが出て、お箸が進む料理になりますよ。
美味しさのポイントとしては、コクが増すからと言って、インスタントコーヒーを入れすぎないようにすること。
ほのかにコーヒーの香ばしさが香るくらいがちょうど良いです。
味を見ながら自分のお好みの量で入れてみてくださいね。
コーヒーを料理に使う際の注意点
コーヒーは、料理に使うとコクや旨味がアップすることが分かりました。
しかし、1つ注意点があります。
それは、乳幼児がいる家庭の料理はコーヒーを使った料理には工夫が必要だということです。
コーヒーには、カフェインが含まれており、カフェインには、眠気を覚ます覚醒や興奮作用、血管の拡張、利尿作用などがあります。
身体の小さな子どもは、どんなに少ない量のカフェインであっても、大人よりもカフェインの影響を受けやすいです。
そのため、もしコーヒーを料理に使うのならば、ノンカフェインのコーヒーを使うのがベストです。
まとめ
コーヒーは飲むだけではなく、料理に使うことで、コクや旨味をアップさせて、より美味しい料理を作ることができます。
いろいろな料理の隠し味にコーヒーを使ってみてくださいね!