グアテマラコーヒーの特徴とは?美味しい飲み方や等級も解説

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【コーヒー屋さんの解説】グアテマラコーヒーの特徴から値段まで

カリブ海に面するグアテマラ共和国は、コーヒーの生産量が世界でも10位以内に入る屈指のコーヒー生産国です。

そのクオリティーの高さはもちろん、フルーティーで柔らかな酸味と落ち着いたコク、そして花のような軽やかなアロマで、日本でも根強い人気を誇っています。

また、カップ・オブ・エクセレンスに何度も輝いた経歴を持つエル・インヘルト農園や、エスペランサ農園など、世界的に有名な農園が多くあることでも知られています。

目次

グアテマラコーヒーの特徴とは

グアテマラは、国土の多くが火山に囲まれた山岳地帯で、コーヒーの栽培に適した肥沃な土壌と豊富な雨量に支えられて、長年にわたって上質なコーヒーの産地としてその名を轟かせてきました。

また、全体的にバランスの取れたボディ感と飲み心地の良さで、今でも世界中で愛されています。

グアテマラ?ガテマラ?グァテマラ?正しい呼び方はどれ

グアテマラのコーヒーは、日本語ではガテマラやグァテマラと表記されることもあります。

英語では「Guatemala」ですが、発音の微妙な違いによって表記に違いが出ているだけなので、基本的には同じグアテマラ産のコーヒーをさしています。

グアテマラコーヒーの歴史

グアテマラのコーヒー栽培は、1750年代に当時のキリスト教の宣教師によって持ち込まれたのがはじまりと言われています。

当時はそこまで重視されていなかったコーヒー栽培ですが、それまで主要作物として国の経済を支えていたインディゴの需要が落ちたこと、また近隣のコスタリカでコーヒーの栽培が盛んに行われているという事実を受けて、政府主導の元、国を挙げてコーヒーの栽培が促進されるようになりました。

1960年代の内戦で一時期コーヒーの生産は落ち込んだものの、現在はグアテマラ国立コーヒー生産者協会、通称「ANACAFE(アナカフェ)」主導のもと、徹底した生産管理と品質向上のための指導が行われています。

グアテマラコーヒーの生産地と栽培環境について

グアテマラは国土の多くが火山に囲まれた山岳地帯のため、火山灰に覆われたとても肥沃な土壌があります。

また、標高の高いエリアでは亜熱帯気候ながらも昼夜の寒暖差が大きく、年間を通して適度な降水量があるため、コーヒー生産に必要な条件が多く揃っているエリアでもあります。

グアテマラコーヒーの代名詞的存在アンティグア地区

グアテマラの中でも、コーヒーの栽培で有名な地域は多くありますが、その中でも特にグアテマラコーヒーの代表格とも言われているのが、アンティグア地区と呼ばれるエリアです。

上質なコーヒー豆の栽培地として世界でも名を馳せており、このエリアで取れるフルーティーですっきりとした味のコーヒー豆は、「グアテマラ アンティグア」という名称で、広く人気を集めています。

世界的に有名な農園が集まるウエウエテナンゴ地区

ウエウエテナンゴには、グアテマラの国際品評会カップ・オブ・エクセレンス(CoE)で毎年優勝争いをしている農園が複数あり、世界中のバイヤーが注目しているエリアとなっています。

中でも、エル・インヘルト農園とエスペランサ農園は毎年のように優勝争いに名を連ねていて、世界でもトップクラスの品質の豆を生み出しており、オークションなどでも人気が高いエリアです。

ウエウエテナンゴ地区はグアテマラの中でも比較的標高の高いエリアにあり、高原地帯と原生林のエリアに囲まれた特殊な環境から、コーヒー栽培に適した独自の地理的な強みがあると言われています。

グアテマラコーヒーの等級について

グアテマラのコーヒー豆は、産地の高度によってグレードが決まってきます。

最上級のSHB(ストリクトハードビーン)から順に、GB(グッドウォッシュド)まで8段階の等級があります。

また、実際に市場に出回る際には、この等級と合わせてスクリーンサイズ(豆の大きさ)も加味され、その豆の価値が決まっています。

グアテマラコーヒーの味わいや特徴とは?

グアテマラのコーヒーは、フルーティーで軽やかな酸味と、花のような豊かなアロマがあります。

また、全体的にカカオやナッツのような香ばしさと甘みがあり、口当たりが良く、とにかく飲みやすいのが特徴です。

特に最高品質の豆になると、その豊かな香りとジューシーなフルーツ感は桁違いです。

青リンゴやトロピカルフルーツを思わせるような、甘みと酸味のバランスが取れたフルーティーさがある豆もあります。

グアテマラコーヒーのおいしい飲み方

グアテマラコーヒーは、物にもよりますが基本的にはブラックでもミルクと合わせてもどちらの飲み方でも美味しく飲むことができます。

フルーティーさが売りの豆はできればブラックで飲むのがおすすめですが、基本的には酸味はあっても繊細で主張しすぎないものがほとんどなので、ミルクとの相性も抜群です。

また、中深煎りから深煎りのグアテマラはナッツ入りのチョコレートやココアを思わせるようなしっかりとしたコクがあるので、好みによって飲み比べて違いを楽しんでみてください。

グアテマラコーヒーの値段は?

コーヒー豆 中煎り

グアテマラコーヒーの値段は、品種や農園によってかなり幅があります。

一般的なものは100gで500〜800円くらいで販売されており、有名な農園のものでも100g1000円前後で買えるものがほとんどです。

カップ・オブ・エクセレンスで優勝した豆や、オークションで人気が出たものは、さらに倍くらいの値段が付いているものもありますが、その美味しさはコーヒーの常識を覆されるほどなので、もしお店で見つけたらぜひ試してみてください!

グアテマラコーヒーは通販でも買える!おすすめ3選!

グアテマラのコーヒーは世界的にも有名で流通量も多いので、比較的多くのお店でお取り扱いがあるかと思います。

通販で購入する際は、以下のアイテムがおすすめになります。

仕事・作業のお供に【とみー珈琲ドリップパック】

グアテマラのウエウエテナンゴ地区で栽培されている豆が手軽に飲めるドリップパックになっています。

バランスの取れたボディ感に、甘みと程よい酸味のバランスが絶妙なアイテムです。

自宅やオフィス、旅行先など場所を選ばずに持ち運べる小包装なので、ギフトにもおすすめです。

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サザコーヒー レギュラーコーヒー サザグアテマラ 豆 200g

サザコーヒーは、コロンビアに独自の農園を保有しており、世界中の農園と強いコネクションを持っているコーヒー屋さんです。

代表自ら買い付けを担当されているため、その品質はお墨付きです。

こちらはコクのある中深煎りなのでチョコレートやキャラメルを思わせるようなコクがあります。

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軽井沢 カワンルマーコーヒー グアテマラ アンティグア アゾティア 300g

グアテマラでも人気の高いアンティグア地区アゾティア農園の豆になります。

150gずつパックになっているので、新鮮さを保ちながら飲むことができるのが嬉しいポイントです。

自宅用はもちろん、贈り物としてもおすすめです。

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グアテマラコーヒーの酸味と苦味のバランスを体感しよう!

グアテマラコーヒーは、ほのかな酸味としっかりとした甘み、そしてカカオのような香ばしさのある苦味がバランスよく織りあわさっています。

お店に行って何を買えばいいのか迷った際は、まずはここからと、グアテマラを買ってみるのもおすすめです。

一口にグアテマラといっても、品種や農園によって味にかなり違いはありますが、その飲みやすさと口当たりの良さは基本的にどの豆にも共通しているので、好みがよくわからない相手への贈り物へも最適です。

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