みなさんマンデリンコーヒーはお好きですか?
本日はマンデリンコーヒーの特徴から味わい、おすすめの淹れ方、焙煎度を解説。
最後には常に複数のマンデリンをストックしている筆者のおすすめコーヒー豆も紹介しています。
マンデリンコーヒーってどんな特徴?
マンデリンコーヒーはコーヒー大国インドネシアのスマトラ島で作られるコーヒー豆です。
インドネシアではマンデリン以外にも、多くのコーヒー豆が作られています。
そこでインドネシアとマンデリンについてもう少し詳しくみてみましょう。
インドネシアはコーヒー大国
コーヒー豆を生産する国は70カ国もありますが、インドネシアはなんと世界で第4位の生産量を誇ります。
また、インドネシアには飲酒が禁止されているイスラム教徒が多いですが、コーヒーはそんな彼らにとって重要な嗜好品して楽しまれています。
マンデリンコーヒーの産地スマトラ島
スマトラ島とは、インドネシアの西側に位置する巨大な島で、広さは日本の1.25倍で世界で6番目に大きい島です。
世界遺産にもなっている貴重な自然遺産から美しいビーチを体感することができる旅人が夢見る場所。
しかし近年、熱帯林は30年間で約半分に減るという社会問題も存在しています。
マンデリンは希少なアラビカ種
コーヒー豆は、高品質で栽培しにくい「アラビカ種」と、品質が少し劣っているが病気に強い「ロブスタ種」の2種類に分けられます。
インドネシアで生産されるコーヒー豆は70%以上がロブスタ種で、アラビカ種は30%以下と少数です。
そして、マンデリンはアラビカ種のコーヒー豆のため、希少性が高いことで知られています。
マンデリンは日本ではよくカフェオレで親しまれている
マンデリンは酸味が少なく、苦味が強いことから日本では昔からブレンドコーヒーやカフェオレとして消費されてきました。
ミルクとのバランスが心地よく、昔からマンデリンの虜になる人は多かったです。
マンデリンコーヒーの歴史|アラビカからロブスタへ
インドネシアにおけるコーヒー栽培は17世紀末のオランダ植民地時代に始まります。
当時のオランダ軍がアラビカ種をジャワ島に持ってきたのをきっかけに、インドネシア全土に広がりました。
しかし、1908年に壊滅的な被害「さび病」がコーヒーを襲います。
マンデリンコーヒーは、さび病から生き残ったアラビカ種をもとにマンデリン族が作ったことがルーツとなります。
そして、現在もマンデリンはスマトラ島の限られた地域限定で栽培されています。
マンデリンコーヒーの栽培環境や生産地について
マンデリンは味わいによって大きく2つの生産地に分けられます。
コクと苦味が強めなエリアは、スマトラ島北部のリントン・ニ・フタ地区、トバ湖の湖畔が有名。
熱帯雨林気候で雨が多い気候が特徴です。
味がスッキリめなエリアは、アチェ州が有名。
標高が高く、寒暖差が大きいのが特徴です。
マンデリンコーヒーの等級について
マンデリンコーヒーの等級は大きく2種類です。
- 上質のスーパーグレード(SG)
- 一般のスタンダードグレード
スーパーグレードはスマトラ島北部のタケンゴン地区とアチェ州、そして標高1400〜1900mの高原地帯で栽培されているコーヒー豆だけに与えられます。
スタンダードグレードは5段階で、グレード1「G1」が一番品質が高いです。
マンデリンコーヒーの味わいの特徴とは?
酸味が少なく強い苦味が特徴です。
マンデリンは苦いコーヒーの代名詞だと思ってもらっても構いません。
その苦味が風味と複雑に絡み合い、独特の重厚なコクを引き出すんです。
またマンデリンはスマトラ式という独自の水洗処理のため、よく知られているウォッシュド式やナチュラル式と異なります。
その工程によって、独特の土っぽいテイストもしくはハーブっぽいテイストを醸し出します。
マンデリンコーヒーの美味しい淹れ方
まずマンデリンは深煎りがおすすめです。
通常、他のコーヒー豆だと深煎りにすると風味が失われることがあるのですが、マンデリンは風味がしっかり残ります。
ストレートで飲む場合は、より苦味が抽出されるシティーローストやフルシティローストがおすすめ!
さらに、抽出温度は気持ち低めに、抽出時間は短めにするのがポイントです。
深煎りのため、抽出温度を高くしたり、抽出時間を長くするとコーヒー成分が出過ぎる傾向となりますのでお気をつけください。
また苦味が強いため、ミルクとのバランスもバッチリです。
水出しにして、コーヒーらしさを残したアイスコーヒーもおすすめですし、苦味の特長を最大限に生かすならエスプレッソも最適です。
マンデリンコーヒーは通販でも買える!おすすめ3選
マンデリンコーヒーを飲んでみたいという方におすすめの3選を紹介します。
日本では多くの生産地のマンデリンを比較的購入しやすいです。
生産地、焙煎所ごとの味の違いをみても面白いかもしれませんね。
サザコーヒー レギュラーコーヒー マンデリン 豆 200g
茨城一いや、今では日本でも有名なコーヒーショップのサザのマンデリンです。
苦味が引き立っており、チョコレートのような風味に癒しを感じることでしょう。
お手頃な値段なので自分用でもギフト用でもおすすめです。
正式商品名 | サザコーヒー レギュラーコーヒー マンデリン 豆 200g |
容量 | 200g |
価格 | 1,197円 |
一杯あたりの価格(12g換算) | 71.8円 |
原産国 | インドネシア |
焙煎度合い | フリシティロースト |
\ ショップはこちら /
コーヒーばかの店 インドネシア スマトラ マンデリン G1 スペシャル 200g
世界最高とも謳われるマンデリンの最高グレードG1のコーヒー豆です。
熱帯林を想像させる森林、ハーブ、トロピカルフルーツ、ピスタチオのような爽やかさもほのかに感じます。
少しだけ値段は張りますが、ご褒美にいかがでしょうか。
正式商品名 | コーヒーばかの店 インドネシア スマトラ マンデリン G1 スペシャル 200g [豆のまま] |
容量 | 200g |
価格 | 2,428円 |
一杯あたりの価格(12g換算) | 145.7円 |
原産国 | インドネシア |
焙煎度合い | フルシティロースト |
\ ショップはこちら /
bearscoffee コーヒー豆マンデリン アチェ ルクプサブン農園 400g コーヒー豆粗挽き
クリアな苦味と豊かなコクのコーヒー豆は、ケーキやスイーツとも相性抜群です。
ルクプサブン農園のコーヒー豆はマンデリンでは珍しいティピカ種となっており、稀少性が高いです。
さらに他の生産地と混ざることなく、品質が高い豆のみの使用なため、数あるマンデリンの中でもコストパフォーマンスが非常に高いですよ。
まずは自分用としてお試しいかがでしょうか。
正式商品名 | bearscoffee コーヒー豆マンデリン アチェ ルクプサブン農園 200g×2袋 |
容量 | 200g×2袋 |
価格 | 1,860円 |
一杯あたりの価格(12g換算) | 55.8円 |
原産国 | インドネシア |
焙煎度合い | フルシティロース |
\ ショップはこちら /
マンデリンコーヒーの重厚なコクを楽しもう!
いかがでしたでしょうか。
今回は、インドネシアが誇る、そして世界のコーヒーシーンをリードするマンデリンを紹介しました。
本記事を参考に、マンデリン特有の苦味と重厚なコクを自宅で体験してみてください。
それでは素敵なマンデリン生活の旅にいってらっしゃいませ。