スペシャルティコーヒーってどういう意味?特徴や歴史を徹底解説!

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スペシャルティコーヒーとは|特徴や歴史をわかりやすく解説

近頃注目を浴びつつあるスペシャルティコーヒー。

言葉を聞いたことはあっても意味を理解している人は少ないのではないでしょうか。

スペシャルティコーヒーに詳しくなると沢山のメリットがあります。

コーヒーを飲むことが、ただ美味しい飲み物を飲むということではなくなるんです。

味わいを五感で感じながら、頭で想像しながら楽しむ。

コーヒーを飲むその時間、空間ごと楽しむことができるようになります。

大袈裟なように聞こえますが、実際に体感すれば分かっていただけると思います。

しかし、スペシャルティコーヒーの説明は難しい言葉が並んでいて取っ付きにくいのも事実。

今回はできるだけ噛み砕いてわかりやすく説明していきます!

目次

そもそもスペシャルティコーヒーって何?

スペシャルティコーヒーとは

コーヒーは大きく分けて4つに分けられます。

  • スペシャルティコーヒー
  • プレミアムコーヒー
  • コモディティコーヒー
  • ローグレードコーヒー

その中でもっとも品質が高いものがスペシャルティコーヒー。

流通しているのは、コーヒー全体のわずか5%です。

では、スペシャルティコーヒーとはどんなコーヒーなのでしょうか。

日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)では下記のように定義されています。

消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。

日本スペシャルティコーヒー協会

普通コーヒーの評価は栽培環境や、コーヒー豆の出来で決まります。

しかし、スペシャルティコーヒーは実際の味わいにフォーカスしたコーヒーになっているです。

とみー君

コーヒーを飲む人の目線で作られるから美味しいんだよ

また、スペシャルティコーヒーを実現させる方法については下記のように説明さています。

カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底していることが必須である。(From seed to cup)

日本スペシャルティコーヒー協会

すべての段階とは栽培管理から、収穫、輸送、保管、焙煎、そして抽出までが含まれます。

どこの国のどこの農園かなど、明確な生産地がわかることがひとつです。

また、コーヒーは生産国や精製方法でも味が変わってきます。

その味の違いを高クオリティで表現できているかも重要な要素ということです。

スペシャルティコーヒーの歴史

スペシャルティコーヒーの歴史

“スペシャルティコーヒー” という言葉 が初めて使われたのは1978年。

フランスで開かれたコーヒーの国際会議でアメリカのエレナ・クヌッセン女史(Knutsen Coffee社)が用いました。

その時代ではスペシャルティーコーヒーは

「特別な気象や地理的条件が生み出す、個性的な風味を持つコーヒー

に対する呼称でした。

とみー君

あんまりスペシャル感がないよね…

コーヒーの飲み比べ

後の1982年に漠然としていたスペシャルティーコーヒーに共通の基準を設けるべく

「アメリカスペシャルティコーヒー協会(SCAA)」が誕生します。

これを気に世界的にスペシャルティコーヒーが広がり始めるのです。

カップオブセンス

日本には2003年に「日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)」が誕生。

SCAJは年に1回の展示会やバリスタ協議会などを通してスペシャルティコーヒーの啓蒙活動を行っています。

しかし、最近の市場調査によると、日本の一般消費者のスペシャルティーコーヒーに対する認知度はわずか10%程

スペシャルティコーヒーの市場はこれからもっと伸びていくと予想されます。

スペシャルティコーヒーの評価基準

スペシャルティコーヒーと一般のコーヒーの大きな違いとして、コーヒー豆の評価の方法が異なることが挙げられます。

評価基準の違いについて詳しくみていきましょう。

一般コーヒーの場合

一般コーヒーの場合

一般のコーヒーの品質は下記の要素で決められます。

  • 生産地の標高
  • 粒の大きさ
  • 欠点豆の混入率

生産者側が定めた規格なんです。

実際の味を保証するものではないのことがわかります。

また、複数の農園の豆が混ぜられて出荷されることが多いのも特徴。

たとえ個性的で美味しい豆が収穫できたとしても、他の平凡な風味の豆と混ぜられて出回ってしまうことがあります。

スペシャルティコーヒーの場合

スペシャルティコーヒーの場合

スペシャルティコーヒーの評価基準は、一般コーヒーのような生産者側の定義ではありません。

実際に味わったときのカップクオリティ(抽出したコーヒーの品質)を基準とします。

判定方法は大きく7つに分けられます。

1.カップ・クォリティのきれいさ

コーヒーの品質の基本的なところです。

風味の汚れや欠点が全くなく、栽培地の特性が表現されるために必須な透明性があること。

2.甘さ

コーヒーチェリーの収穫時点での熟度の良さと、熟度がいかに均一であったかに直接関係する甘さの感覚。

ここでゆう甘さとは焙煎されたコーヒーが含む絶対的な糖分の量ではありません。

甘さの印象を作る他の要素や成分にも依存します。

したがって、糖分が高くても、甘さを阻害する要因ー刺激的な酸味、渋み、辛さのある苦味等があると甘さを感じにくくなる。

3.酸味の特徴評価

酸味の明るさやさわやかさ、または繊細さ。

酸味とは酸度の強さではなく、質について評価されます。

4.口に含んだ質感

コーヒーによって与えられる触覚。

質感には舌触りの滑らかさ、収斂性感触、粘り気、重さ、密度、濃さが含まれます。

5.風味特性・風味のプロフィール

一般のコーヒーとスペシャルティコーヒーを区別するための最も重要な項目です。

味覚と嗅覚により、栽培地域の特徴の表現がきちんとされているか判断される。

6.後味の印象度

コーヒーを飲んだ後の「口に残るコーヒー感」が、甘さで消えていくのか、刺激的で嫌な感覚がにじみ出てくるのかを判定。

7.バランス

風味に突出するものや、欠けているものがなく、調和の取れているかを評価。

まとめ

少し難しい文章が続いてしまいました。

スペシャルティコーヒーは美味しいコーヒーが飲みたいという消費者の思いから生まれたことがわかりますよね。

私たちとみー珈琲はコーヒーの品質にこだわっており、商品は全てスペシャルティコーヒーとなっています。

朝一番におすすめのコーヒー、作業に集中したい時のコーヒーなど。

焙煎士が試行錯誤したシチュエーションに合わせたスペシャルティコーヒーを手作りで販売しております。

とみー珈琲オンラインショップ

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