朝起きて、ランチ後に、仕事をしながらとコーヒーはいつでも欠かせないですよね。
コーヒーを飲むならもっとおいしくこだわって飲みたいと考える人も多いのではないでしょうか。
この記事ではドリップコーヒーを自宅で始めたばかりで、もっとおいしいコーヒーを淹れたい方向けにコーヒーがさらにおいしくなるコツを紹介します。
それではさっそくみていきましょう。
ドリップコーヒーに必要なコーヒー器具
まずドリップコーヒーで必要なコーヒー器具を確認します。
今回はコーヒー抽出の中で一般的なペーパーフィルタードリップの器具を紹介します。
- ペーパーフィルター
紙製のフィルターで、ドリッパーに被せて使う - ドリッパー
漏斗型のコーヒー液を抽出する道具 - コーヒーサーバー
ドリッパーから抽出されるコーヒー液の受け皿 - ドリップポット
お湯を注ぐための道具で、注ぎ口が細いのが特徴 - コーヒーメジャースプーン
コーヒー豆をはかるスプーン - コーヒースケール
湯量や時間をはかる機器
ドリップコーヒーをいれる手順
ドリップコーヒーをいれる手順を紹介します。
今回は、ドリップコーヒーの国際的な抽出比率「コーヒー豆:お湯=1:16」の割合での手順を紹介します。
先にお湯を注いでおかないとコーヒーに紙の風味が移ることもあります。
ドリップコーヒーがもっとおいしくなるいれ方
ドリップコーヒーに慣れてきてもう少しナナメウエの味を作り出したいと思う方も多いですよね
そこでドリップコーヒーがもっとおいしくなるコツを4点紹介します。
コツ1:ステンレスフィルターを使ってみる
コーヒーをドリップするときに、コーヒーの上に膜のようなものがないでしょうか。
それをコーヒーオイルと呼び、コーヒー本来の旨味成分を含んだ脂質となります。
このコーヒーオイルは、コーヒーの香りや味を左右する大事な要素です。
しかし、ペーパードリップだと紙がコーヒーオイルを吸収してしまう欠点があります。
そこで、コーヒーオイルもしっかり楽しみたいという方向けに「ステンレスフィルター」をおすすめします。
ステンレスフィルターであれば、旨味を成分をそのまま抽出することができ、ドリッパーやペーパーフィルターも不要で利用することができますよ。
ぜひステンレスフィルターでコーヒー本来の旨味を感じてください。
コツ2:いろんなバリスタのレシピを真似してみる
コーヒーをいれる手順で抽出比率「1:16」を紹介したように、世の中にはいろんなコーヒーをいれるためのレシピが存在します。
どれが正解ということもないので、いろんなバリスタの方のレシピを真似していくことがおいしいコーヒーをいれる技術向上の近道となります。
バリスタのレシピを参考にすることで、方法と味わいの違いをリンクさせて学習することができるのでおすすめですよ。
ぜひ、自分にとって最高のレシピを見つけてみてください。
コツ3:お湯の温度や抽出速度を変えてみる
お湯の温度や抽出速度もコーヒーの味をかなり変化させます。
一般的にはお湯の温度は90〜95度が最適と言われております。
お湯の温度が「高い」と味が抽出されにくく、「低い」と味の抽出スピードは遅いです。
また温度が「高い」と「苦味」が強くなり、「低い」と「酸味」が出やすくなります。
抽出スピードに関しては、いわゆるお湯とコーヒーの接触時間が関係します。
お湯の温度も大事ですが、この接触時間も大事となります。
ゆっくりと時間をかけて抽出すると、コーヒー成分もより抽出されて苦くてコクが強いコーヒーとなり、素早く抽出するとすっきりめのコーヒーとなります。
ぜひ自分の好きな味を自由自在にコントロールしてみてください。
コツ4:産地や焙煎度が異なるコーヒー豆をいれてみる
産地や焙煎度によっても味わいはまったく変わります。
そこで産地別、焙煎別の違いを解説します。
産地別の特徴は以下のとおりです。
産地 | 特徴 |
---|---|
ブラジル | 数ある中でもバランスが良いコーヒー豆です。 大規模農園も多いことから比較的安価でブレンドのベースに使われるケースも多いです。 |
グアテマラ | フルーティーな酸味が特徴的です。 甘いスイーツとの相性も抜群です。 |
マンデリン (インドネシア) | 酸味はほのかに感じる程度で上品なコクと苦味が特徴です。 朝の目覚め一杯として飲みたい人におすすめです。 |
エチオピア | 爽やかな酸味がまるで紅茶のようなコーヒー豆です。 近年の日本のカフェではエチオピアを置くお店が多いです。 |
タンザニア (キリマンジャロ) | やや強めの酸味と柑橘系フルーツの甘みのあるコーヒー豆です。 日本ではセブンイレブンで飲めるコーヒーとしても有名です。 |
焙煎度別の違いは以下のとおりです。
焙煎度合い | 特徴 |
---|---|
浅煎り | 見た目はシナモン色。 酸味が強いのが特徴。 |
中煎り | 見た目は栗色。 バランスが良く、カフェでも多く置かれる焙煎度合い。 |
深煎り | 見た目は焦茶色。 苦味やコクが強いのが特徴。 |
ドリップコーヒーをいれる際の注意点
最後に、基本的なドリップコーヒーをいれる際に注意したいポイントを紹介します。
水道水のにおいに気をつける
コーヒー豆やコーヒー器具も重要ですが、水選びも重要です。
水道水を使用する場合、地域やご家庭によっては塩素独特のにおいが気になる場合があります。
しっかりと沸騰させることである程度軽減させることができるでしょう。
また水道管が古くなったりすると、鉄がサビっぽくなり、水が鉄くさいケースもあります。
その場合は、沸騰しても軽減できないので出来る限り使用しないようにしましょう。
ドリッパーやドリップポットの汚れに気をつける
器具のよごれもコーヒーの味に影響を及ぼします。
器具が汚れているとその部分からにおいが発生する可能性があり、そのにおいがコーヒーに移る可能性があります。
そして、長年使わずに保管していた金属製ドリップポットは金属臭がする場合があります。
その場合は、中性洗剤でしっかり中を洗い、乾燥させることでにおいが軽減されます。
また、買ったばかりの金属製ドリップポットでも金属臭がするケースが多いので同様の対応をするとにおいがなくなります。
おいしいコーヒーをいれるにはコーヒー器具も大事に扱いましょう。
鮮度の良いコーヒー豆を使用する
魚や野菜に鮮度があるようにコーヒー豆にも鮮度があります。
飲まなくなってしまうコーヒー豆もついつい放置してしまいますよね。するとコーヒー豆はどんどん酸化が進んでしまいます。
酸化したコーヒー豆は、とてもすっぱく、ツンとしたにおいがする場合があります。
出来る限り購入して袋を開封したら早めにお召し上がりください。
【まとめ】ドリップコーヒーをいれ方を学んで至福の一杯を味わおう
いかがでしたでしょうか。
今回はドリップコーヒーのいれ方の基本からちょっとしたおいしくなるコツを紹介しました。
コーヒーの味やいれ方に正解はないので自分なりのこだわりのいれ方を探求してみてください。
それではこの記事をきっかけにドリップコーヒーを引き続きお楽しみください。